今回は、東京パラリンピックで自転車競技2種目で金メダルを獲得した杉浦佳子(すぎうらけいこ)選手についてご紹介しましょう!
杉浦佳子選手は、現在50歳!
日本人最高齢のメダリストです。
その杉浦佳子選手ですが、過去には自転車レースの事故で高次脳機能障害を負い、壮絶な闘病生活を送られてきました。
そこで今回は
・杉浦佳子の現在の症状は?
をご紹介します。
ごゆっくりどうぞ!
杉浦佳子は自転車事故で高次脳機能障害に!壮絶な闘病秘話
Congratulations!!
金メダルおめでとう🎊✨自転車競技(ロード) 杉浦 佳子 女子ロードレースC1-C2-C3#TeamJAPAN #超えろみんなで #Paralympics #パラリンピック #cyclingroad pic.twitter.com/tvMdrAG94u
— 日本パラリンピック委員会 (@paralympic_jpc) September 3, 2021
杉浦佳子選手が高次脳機能障害を負うほどの大事故に遭われたのは2016年4月のことです。
30代から趣味でトライアスロンを始めた杉浦佳子選手は、事故に遭った当日も伊豆の自転車ロードレース大会に参加していました。
そのレース中に他の選手と接触した杉浦佳子選手、ハンドルをとられ、前輪ロックの状態になって吹き飛んだそうです。
目撃者の証言によると、その時の時速は60kmほど。
身長155cmの小さな体が受けた衝撃は大きく、脳挫傷や外傷性くも膜下出血のほか、複数箇所に粉砕骨折を負い、まさに生死の境をさまよったそうです。
意識が戻った杉浦佳子選手は、看護師さんに
「何か本を貸してください。」
とお願いしたそうです。
看護師さんから本を受け取りページをめくると、ある異変に気が付きました。
全く漢字が読めなかったのです。
その後、言語や記憶に障害が残る「高次脳機能障害」と診断されました。
当初は、家族や友人の顔も判別できなかったそうです。
あまりの出来事に杉浦佳子選手は、
「どうして死なせてくれなかったの!」
と、担当医に詰め寄ったこともあったそうです。
杉浦佳子選手のリハビリは過酷なものでした。
小学生用の計算ドリルや絵本などから始まり、友人が用意してくれたクイズなど、懸命に努力を重ねました。
杉浦佳子選手の懸命の努力と周囲の献身的な支えが実を結んだのでしょう。
医者も驚くほどの驚異的な回復を見せます。
そんなリハビリに励む毎日の中、運命的な出会いが訪れました。
杉浦佳子選手が自転車が好きだったことを知ったリハビリの担当医は、杉浦佳子選手にエアロバイクを勧めたそうです。
エアロバイクを漕ぎ始めた杉浦佳子選手は、徐々に自転車の楽しさを思い出し、リハビリの担当医がストップをかけなければならないほど夢中でペダルを漕いでいたそうです。
そんな中、競技としてのパラサイクリングの存在を知ると、今度はレースに出ることが目標となりました。
退院後、本格的に競技に復帰した杉村選手は、2017年の国際大会で優勝を収めます。
まさに奇跡の復活劇です!
杉浦佳子選手の自転車を愛する気持ちと、レースに復帰したいという熱意が、この奇跡を呼び寄せたのだと思います。
杉浦佳子の現在の症状は?
【#自転車競技】
ロードタイムトライアル
🇯🇵 #杉浦佳子 が金メダル🥇比較的上りの多い日本選手向きのコース🚴🏻
「昨晩コーチに言われたことを地図に書き込み🗺✍️今日もそれを見て臨んだ。トラックで『ロードは見てろよ』と言ってしまったので本当に良かった🤣」#現場からは以上です #Tokyo2020 pic.twitter.com/M2MbxYKCWJ
— パラサポOEN2020 (@oen2020) August 31, 2021
杉浦佳子選手の現在の症状についてお伝えします。
杉浦佳子選手は、脳の左側にダメージを受けた影響で右半身にマヒが残っています。
リハビリによって機能はだいぶ回復しているとのことですが、今でも初動が鈍いとのことです。
また、歩く時にも杖や手すりがないと怖いという感じがあるそうです。
とはいえ、自転車で走り抜ける姿や明るい笑顔を見ていると、そんな様子は微塵も感じられません。
まとめ
今回は、自転車競技2種目で金メダルを獲得した杉浦佳子の、自転車事故で負った高次脳機能障害からの奇跡の復活エピソードと、現在の症状についてお伝えしました。
最高齢の金メダリストの杉浦佳子選手は、
「最年少記録は更新できないけど、最高齢記録は更新し続けられる」
と言っています。
今後、どのようなストーリーを見せてくれるのでしょうか?
注目です!
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